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FUJIFILM 光学5倍ズーム コンパクトデジタルカメラ FinePix Z900EXR

今や薄型で光学ズーム機能が付いたデジタルカメラは、ほぼスマホに取って代わられた存在となってしまいましたが、まだスマホには光学ズームが不可能だった時代の、過渡期に生まれたデジタルカメラが、こちらのFinePixZ900EXRです。

ズームレンズが飛び出てこない、と言ったら分かりやすいでしょうか？専門的に言うと、屈曲光学系（ペリスコープ型）という、プリズムで光を90度曲げてレンズをボディーに平行に埋めることで素子間の長さを確保する光学技術を用いています。

その為レンズが飛び出ず、ボディーを含め非常に薄く設計されています。

現在はiPhone等の光学ズーム機能があるスマホカメラにもこの方式が採用されていますが、発売当時(2011年)のスマホカメラには当然ながら存在せず、「光学5倍ズームのついた胸ポケットに収まるサイズのデジカメ」としてスマホカメラに対抗しようとしたようです。

それはこのカメラの操作方法にも見て取れます。

当時としては画期的な、マルチタッチパネルを採用した液晶画面となっていて、「直感的な操作が可能」なマルチタッチ操作に対応しています。ズームイン・アウトやピント合わせ、再生時の拡大縮小表示など、スマホネイティブな方でも感覚的に操作ができます。

さらに電源ON/OFFは、前面レンズカバーの上げ下げでできるため、操作が非常に簡単かつ、最適な設定を自動で選択する「プレミアムEXR AUTO」により、誰でも美しい写真を撮影することができます。

また、富士フイルムの強みでもある色再現技術（豊かな色表現）も継承されていて、10年以上経った今でもコンデジとして充分実用可能な機種です。

近日中にヤフオクに出品予定です。